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- ■【PalmSource@TOKYO】ライセンシー各社のパネルディスカッション
HandSpring社のロブ・ハイタニ氏、TRG社のダグ・ルイス氏、オリンパスシンボル社の後藤氏、PalmComputing
のMidori Lucas氏による、PalmComputing
Platformの将来とそれぞれのデヴァイス戦略についてのパネルディスカッションから、各デヴァイスの内容ごとにまとめました。
なお、※部分はM.Hiroseの注釈で、それ以外の箇所はなるべく発言内容そのままに記載するよう心がけましたが、整理統合したほうが伝わりやすい、言葉を置き換えたほうが解りやすいと判断した部分に関しては、その限りではありません。
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<HandSpring社のロブ・ハイタニ氏>
・新開発のSpringBoardつきVISORを販売
・コンシューマ向けPalmOSマシン
Q)なぜ、独自新開発のSpringBoardを採用したのか?
A)VISORのスペックを決める段階で、PCカード等既存の拡張スロットを検討したが、フレキシビリティがあり、(ジェフ・ホーキンス氏が望んだ)プラグ&プレイに対応する拡張スロットは無かった。そのため、新たに開発する道を選んだ。
SpringBoardの特徴として、スロットに差し込むと必要なドライバ等が自動的にインストールされ、アプリケーションが立ち上がるようになっている。そのため、リセット、コンフィギュレーションも必要なく、コンシューマ製品にとって重要な”easy
of use”を実現した拡張アーキテクチャーとなっている。
従来の拡張アーキテクチャーはいろいろ存在するが、”良い製品を作ればモジュールの数も増えてくるだろう”ということで、新たに開発した。現在、20社以上がモジュールを開発中で、デベロッパーキットは数千のダウンロードがされた。
Palm(※ここでは初代Pilotの意味)を作ったときにも、なぜ既存のOSを使わずにpalmOSという独自OSを開発したのか、といわれたが、その時は最適なPDAを作るためにOSも自分たちで作るしかなかった。今回もそれと同様で、拡張スロットに関しても自分たちで作るしかないと判断をした。
また、デベロッパープログラムも用意している。例えば、ロイヤリティー無しで製造開発出来るようにし、Webサイトではデベロッパーキットをダウンロードできるようにし、モジュールの製造に関してもいくつかの選択肢を用意している。ソフトウェアさえ用意すれば、モジュールへの製造をしてもらえる会社を用意していたり、とにかく出来るだけ簡単に沢山のSpringBoardモジュールを開発できるような環境作りをしている。
Q)日本市場での展開についてはどう考えているのか
A)日本市場は動きが早い。そのため、新しい技術であるSpringBoardも受け入れられる要素は十分にあると考えている。また、このSpringBoardの特徴を生かした、日本独特のアプリケーション、アドオンの開発も期待している。
<TRG社のダグ・ルイス氏>
・CFスロットつきのTRG proを販売
・エンタープライズ/プロフェッショナル仕様のPalmOSマシン
Q)なぜコンパクトフラッシュを選択したのか?
A)PCカードはPalmOSマシンにとっては大きすぎる。スマートメディアはIOでは無くメモリーだけになる。コンパクトフラッシュであれば、世界で200社が製品を作っており、モデムやGPS、バーコードスキャナなどのIOカードやメモリーカードも存在している。そのため、コンパクトフラッシュを採用した。
Q)日本市場での展開についてはどう考えているのか
A)日本市場を大変重要に考えている。現在でも日本はTRGにとって、2番目の売り上げのマーケットだ。TRGはメモリー関連技術に長けており、サイズの大きな日本語OSや辞書などを使うときに重宝するようなマシン(ソフトウェアも含む)となると考えている。日本での代理店や販売チャンネルも出来たので、米国同様にTRG
Proを販売していく。また、エンタープライズ・アプリケーションも用意していく。既に日本のメーカーがGPSアプリケーションを開発中で、TRG
Proと組み合わせて使うことも想定している。投入時期は来年春頃。
<オリンパスシンボル社の後藤氏>
・バーコードスキャナ搭載型PalmOSマシン、STP1500、STP1700、STP1740を販売
・コンシューマー向けではなく、業務用
Q)なぜPalmOSをチョイスしたのか?そして、各プロダクトの位置づけは?
A)バーコード付きPDAの要望は米国から生まれたもので、これはPalmOSのシェアも判断基準となった。また、ソフトウェアに関しても開発しやすい環境があり、レーザーバーコードスキャナ+PalmOSマシンの組み合わせで、可能性、市場が広がるのでは、と考えている。業務用のみならず、例えば、ホームショッピングなどもバーコード利用で簡単に行えるのではないか。また、1700は防塵防滴仕様で、1740は2.4Mhz無線周波数帯を使ってバーコードデータをホストに飛ばすことが出来る。(2000年春以降)
<PalmComputing
のMidori Lucas氏>
・純正のPalmOSマシン各種を販売
・ライセンシング、OEM供給も行っている
Q)ライセンシー各社がさまざまなマシンを出す中で純正マシン必要ないのではないか、という意見があるが?また、出すのであれば差別化はどのようになるのか。
A)さまざまなデヴァイスが出ることは、PalmComputing
Platformにとって、非常に歓迎すべきことである。それは結果的に健康的な競争を生み出すことになる。というのは、競争の全く無い市場というのは、結局マーケットが無いから誰も競争したくないということで、みんなが面白いと思って参加するから競争が生まれる、ということだ。さまざまな機種が投入されることは、各社にとってもお互いに刺激になるはずで、この競争を勝ち残るためには「ユーザーが何を求めているか?」という問いが常に必要になってくる。そのため、結果的にPalmComputing
Platform全体の発展に繋がると考えている。
差別化に関しては、PalmOSマシンのオリジナルブランドであるからには、PalmOSマシンにしか無いようなアプリケーションを搭載したり、新しい機能を追加する、といったことで行っていきたい。残念ながら、これからどんな製品を出すか、開発中なのかという事はコメントできない。
また、今後あったらいいアプリ、改善されたらいいポイントの中で、ロブ・ハイタニ氏が「バッテリーの性能向上」を上げていました。
バッテリーに関しては、開発時に一番ネックになるもののようで、これが解決すればより早いCPUを積んだり、サイズを小さく出来たりするのだが、と話していました。
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